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ジョーカー（''Joker''）は、アメリカンコミック『バットマン』に登場する悪役。 ==人物== ===原作コミック=== 1940年に登場。「犯罪の道化王子」などの呼び名を持つ。一話限りのキャラクターとして死なせる予定だった。犯罪を行う道化として活躍したが、コミックがダークな作風に移行するに伴って、狂気の悪人として描かれるようになる。原作者のボブ・ケインはヴィクトル・ユーゴー原作の映画『笑う男』（1928）のコンラート・ファイトのスチルをモデルにしたと述べている。 髪は緑色で顔は真っ白、口は裂けている。服装は紫のスーツやタキシード。左胸に付けた花から毒薬、酸、笑気ガスを噴出す、手に仕込んだ高圧電気スイッチなど、グッズのような武器を用いる。トランプのジョーカーを自分のトレードマークとして犯行現場に残す。 バットマンに執着している。関係者に凶行を行っている。『キリング・ジョーク』ではバットガールであったバーバラ・ゴードンを半身不随にし、『デス・イン・ザ・ファミリー』ではロビンであるジェイソン・トッドを彼の母親をおとりにする事で爆殺、『ノーマンズ・ランド』ではジェームズ・ゴードン市警本部長の妻サラを殺害した。 出自も本名も不明。シリーズによって設定が異なる。 1951年2月のDetective Comics #168では、元は「レッド・フード（Red Hood）」という赤い仮面にタキシードの悪党であったが、バットマンから逃げる途中化学薬品の溶液に落ちた。真っ白な皮膚、緑の髪の毛、裂けて常に笑みを湛えた口となった。 『キリング・ジョーク』では、売れないコメディアンとして描かれる。身重の妻を抱えており、生活費を稼ぐためにかつて自分が勤めていた化学薬品工場への強盗に参加する。真っ赤なフードを被せられ、怪人レッド・フードとして道案内を務めさせられるが、警察に張り込まれていたために強盗は失敗。バットマンにも追い詰められ、命からがら化学薬品の溶液の中に飛び込んだことで、真っ白な皮膚、緑の髪の毛、裂けて常に笑みを湛えた口になりジョーカーとなる。ジョーカーは正気を保つバットマンやゴードン市警本部長に対して嫉妬あるいは羨望の念を持っている。 『ラバーズ&マッドメン』（''Batman Confidential''(#7-12)）ではジョーカーとなる前、天才的な犯罪者ジャックとしての過去が語られる。犯行の全てが何もかも上手くいってしまい、かえって生きる気力を失いかけていたジャックはバットマンに計画を阻止されて以後、彼に執着し始める。ブルース・ウェイン（バットマン）の恋人ローナ・ショアを人質に取り、重傷を負わせたことによって逆上したバットマンからバッタランでジャックの顔に笑いのような傷をつけられる。その治療のために通院していたジャックはバットマンの雇ったギャングによって拉致され、連れていかれた先の化学薬品工場で暴行を受ける。揉みあっているうちに放たれたギャングの銃撃が大おけに命中、溢れだした大量の薬品を浴びたことで、ジャックはジョーカーとなる。 『''Pushback''』では妻が誘拐され、犯罪に加担させられた上、妻を殺されている。 『バットマン:ダークナイト・リターンズ』では投獄されていたが、バットマンの復活を知ったことで、気力を取り戻し脱獄。バットマンと対峙する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「ジョーカー (バットマン)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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